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矢掛の児童 豪雨時の様子聞き取り 浸水の公民館で学習 成果発表へ

プロジェクターを見ながら西日本豪雨の被害を児童に説明する高月館長(左)
プロジェクターを見ながら西日本豪雨の被害を児童に説明する高月館長(左)
 2018年の西日本豪雨で深刻な浸水被害を受けた岡山県矢掛町中川地区にある中川小(本堀)児童が、当時の様子を聞き取ったり災害への備えを学んだりする防災学習を進めている。3学期には成果をまとめ、校内外で発表する予定という。

 5、6年生10人は1学期に総合学習で、隣接する小田川の生態を勉強。川には自然環境を保全する機能がある一方、災害をもたらす側面があることに気付き、西日本豪雨について調べることにした。これまで、防災士や救急救命士から災害の備えや命を守る行動などを学んだ。

 11月上旬には、最高位1・9メートル付近まで浸水した近くの中川公民館で、高月憲二郎館長(76)に話を聞いた。高月館長はプロジェクターで浸水被害に遭った館内の写真を見せ「全てが失われたが、その後に延べ481人のボランティアが駆けつけたことが、地区を立て直す力になった」と説明した。

 高月館長は、同小の北門の門柱が1954年7月5日に発生した豪雨による土砂崩れで犠牲になった、当時6年生の男児の家族から寄贈されたものだということも紹介した。

 6年生(12)は「西日本豪雨の時、たくさんのボランティアに支えられていたと知りうれしかった。私も何かあればボランティアをしたい」と話していた。

(2022年12月09日 17時17分 更新)

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