岡山県は2日、カメムシ類の大量発生で米粒に黒い斑点がつく「斑点米」の被害が懸念されるとして、県内全域に病害虫発生予察注意報を発令した。斑点米カメムシ類に関する注意報発令は5年ぶり。
大量発生しているのは主にアカスジカスミカメ(体長5~6ミリ)。出穂期に飛来して成長途中の稲穂の養分を吸い取るため、もみに実が入らなかったり、米粒に黒い斑点ができたりして品質低下を招くという。
県農業研究所(赤磐市)が7月に実施した調査で、アカスジカスミカメが平年の約3倍発生していることを確認。県北では同時期に平年の7倍に上り、いずれも過去10年間で最も多かった。
県農産課は「6月下旬以降の高温少雨が要因となって大量発生したとみられる」としている。農家に対してはカメムシ類の餌になる雑草の刈り取り、穂が出そろってからの農薬散布などを呼び掛けている。
大量発生しているのは主にアカスジカスミカメ(体長5~6ミリ)。出穂期に飛来して成長途中の稲穂の養分を吸い取るため、もみに実が入らなかったり、米粒に黒い斑点ができたりして品質低下を招くという。
県農業研究所(赤磐市)が7月に実施した調査で、アカスジカスミカメが平年の約3倍発生していることを確認。県北では同時期に平年の7倍に上り、いずれも過去10年間で最も多かった。
県農産課は「6月下旬以降の高温少雨が要因となって大量発生したとみられる」としている。農家に対してはカメムシ類の餌になる雑草の刈り取り、穂が出そろってからの農薬散布などを呼び掛けている。
(2022年08月02日 16時55分 更新)