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コーヒー粉画材のアート好評 岡山の女性、カフェで展示販売

山口さんが描いたフィンランドのヘルシンキ大聖堂
山口さんが描いたフィンランドのヘルシンキ大聖堂
コーヒー豆アートの制作風景
コーヒー豆アートの制作風景
 セピア色の印刷物のようにも見えるこのアート。岡山市の女性がコーヒーの粉を使って制作している。奉還町商店街(同市北区奉還町)にあるカフェ「mumrik(ムムリク) coffee」で展示販売し、コーヒー好きの人を中心に好評を得ているという。

 「コーヒー豆アート」を手掛けるのは山口祐里子さん=同市東区。細いシャープペンシルで下描きした後、接着材を付けた筆で線をなぞり、上から粉をかける。マドラーで粉を少し押さえ、羽ぼうきで払う。これを繰り返して完成させる。

 物心ついた頃から絵を描くのが好きだった山口さん。昨夏、仕事を辞めたのをきっかけにアートの道へ。「オリジナリティーのある作品をつくりたい」。そう考えていた時、コーヒーがメインの同店を営む姉・真理子さんから提案があり、画材に決めた。

 油分の割合など作品づくりに適した豆として、深いりのグアテマラ産を濃いめ、浅いりのアメリカンブレンドを薄めの色にそれぞれ使用。接着材はすぐ乾くため数センチずつ描き進める。粉は一度ではしっかりくっつかず、同じ線に何度も付ける作業が必要という。主に外国の風景やオリジナルキャラクターを描き、制作に50時間かかった作品もあるそうだ。

 3月から同店で取り扱いが始まった。山口さんは「コーヒー豆アートはシックで落ち着いた雰囲気がある。じっくり見ると粉の立体感が分かるので、ぜひ楽しんでほしい」と話す。

 山口さんのインスタグラム「ガムのアトリエ」でも作品を掲載している。

(2022年05月13日 16時13分 更新)

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