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ドローンで選手撮影し戦術分析 福山シティFCが実証実験

練習する福山シティ選手の上でドローンを飛ばすベイシスの社員(手前)=ツネイシフィールド
練習する福山シティ選手の上でドローンを飛ばすベイシスの社員(手前)=ツネイシフィールド
 福山市を拠点にJリーグ入りを目指すサッカークラブ・福山シティFC(中国リーグ)は、小型無人機ドローンを使った上空からの戦術分析を練習に取り入れる実証実験を行った。

 同クラブとパートナー契約を結ぶIT企業ベイシス(東京)が企画。同社は携帯電話の通信基地局整備を手掛けており、高所での点検などに使うカメラ搭載の直径約30センチのドローンを活用した。

 同実験は4月28日に福山市沼隈町中山南のツネイシフィールドで実施。試合形式の練習では、ドローン1機が高度約100メートルに静止し、フィールド全体を真上から撮影。終了後に監督やコーチが選手の動きを確認した。

 同クラブでは、昨年3月から練習にIT技術を導入。選手の背中に衛星利用測位システム(GPS)機器を取り付け、おのおのの移動距離や速度などを把握。高所から撮影した練習映像を選手間で共有して戦術の浸透を図っている。

 この日の映像は分析ソフトに取り込み、パス成功率やボール支配率といった各種数値化が可能か検討する。小谷野拓夢監督は「選手の距離を正確に把握できる。選手にフィードバックし、戦術に生かしたい」と期待を込めた。同社の上條悠輔経営企画課長は「自社のノウハウとスポーツとの相乗効果で地域活性化につながれば」と話した。

(2022年05月11日 16時45分 更新)

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