山陽新聞デジタル|さんデジ

入館収入減…大原美術館支援して 一般公開継続へCFで寄付募る

クラウドファンディングで支援を呼び掛ける大原美術館
クラウドファンディングで支援を呼び掛ける大原美術館
QRコード
QRコード
 大原美術館(倉敷市中央)は26日、新型コロナウイルス禍による収入の減少をカバーしようと、クラウドファンディング(CF)を始めた。目標金額を1千万円に設定し、12月25日まで支援を募る。同館は「これまで経験したことがない事態。一般公開を続けるために力を貸してほしい」と呼び掛けている。

 寄付は3千円~100万円の12種類のコースから選べる。金額に応じた返礼も用意しており、現在整備を進めている仮想現実(VR)を活用した新鑑賞サービスの体験や、マスキングテープなどのオリジナルグッズセットの贈呈などがある。返礼を望まない「応援コース」も設けた。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが手掛ける「晴れ!フレ!岡山」を利用。集まった資金は人件費や光熱費などの運営費に充てる。

 同館は収入の8割を入館料に依存している。今年はゴールデンウイークや夏休みを含む4月11日~8月24日、136日間にわたって臨時休館。再開後も感染防止のため、入場を原則15分おきに約10人ずつに制限しており、例年約30万人の来場者が、本年度は多くて5万人ほどと2割以下に落ち込む見通しになっている。

 現在は貯蓄を切り崩しながら経営を維持。入館料に頼らない収益態勢の構築を進めているが、このままでは開館継続が危うい状況という。

 CFを担当する柳沢秀行学芸統括(53)は「作品を望む人がいる限り開館し続ける、という長い歴史で培ってきた使命がある。大原美術館を思ってくれる皆さんの気持ちを集め、未来へつなげたい」と話している。

 詳細、支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/ohara)から。QRコードからも接続できる。   

(2020年10月26日 19時55分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ