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WSJ記者拘束1年で空白紙面 ロシアに抗議、バイデン氏も非難

 1面の中央部分に大きな空白を残し、抗議の意を示した29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル=29日、ワシントン(共同)
 1面の中央部分に大きな空白を残し、抗議の意を示した29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル=29日、ワシントン(共同)
 【ワシントン共同】29日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、ロシアが同紙のエバン・ゲルシコビッチ記者を拘束してから1年に合わせ、1面で「彼の記事がここにあるべきだ」との見出しで中央部分に大きな空白を残し、抗議の意を示した。バイデン大統領も声明で「完全に不当で違法な拘束だ」とロシアを強く非難した。

 WSJによると、ゲルシコビッチ氏は昨年3月29日にロシアで拘束され、ロシア連邦保安局が翌日発表した。ロシアの軍産複合体に関する情報を入手しようとしたとして同年4月にスパイ罪で起訴された。冷戦終結後、米メディアの記者がロシアで拘束されるのは初めてで、米ロの火種となってきた。

(2024年03月30日 08時56分 更新)

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