山陽新聞デジタル|さんデジ

コラム

  • 夜のパン屋さん
     「食品ロス削減へのご協力ありがとうございます」。仕事帰り、スーパーの食品売り場に立ち寄ると、総菜パックの値引きシールにこんなメッセージが添えられていた▼物価高の昨今、少しでも安く夕食に並ぶ品が...⇒続きを見る
  • 保護司制度 持続へ踏み込んだ対策を
    保護司制度 持続へ踏み込んだ対策を
     罪を犯した人の立ち直りを支援する保護司が減っていることを受け、なり手確保策を議論してきた法務省の有識者検討会が中間取りまとめを公表した。新任を原則66歳以下に限るとしている年齢制限を2025年...⇒続きを見る
  • 編さん続く自治体史
     口が悪い人は「本棚の飾り」と言う。片手で持ちにくいほどの分厚さ。布張りの表紙に金色の背文字、箱入りという豪華さ。でも取り出して読まれることは少ない、と。県史や市町村史といった自治体史のことだ▼...⇒続きを見る
  • ウクライナ大使の訴え
     突然、わが家や街に電気が来なくなったら―。テレビや冷蔵庫、照明や空調などの家電は使えず、街灯や店の明かりも消える。生活が困難に陥るのは明らかだが、どうも実感が湧かない▼しかし、そんな恐れに常に...⇒続きを見る
  • 森林環境譲与税 森の機能持続へ活用探れ
    森林環境譲与税 森の機能持続へ活用探れ
     森林保全を目的に国から自治体に配られる「森林環境譲与税」が本年度から増額となる。全国合計で2023年度より100億円多い600億円の予定だ。有効に活用し、土砂災害や地球温暖化の防止など多様な機...⇒続きを見る
  • 下石井公園の芝生 まちなか活性化に生かせ
    下石井公園の芝生 まちなか活性化に生かせ
     岡山市中心部の下石井公園に天然の芝生を張る市のリニューアル事業が今春完成した= 写真 。ビルが立ち並ぶまちなかで居心地の良い貴重な空間となり、活性化に結びつくことを期待したい。  公園は...⇒続きを見る
  • 怒らない男の心得
     今月で生誕100年を迎えた岡山市出身の小説家、吉行淳之介さんは、温厚で怒らない男とされていた。実は爆発寸前になることがときどきあるとエッセーに記している▼そういうときは、ある言葉を思い出すこと...⇒続きを見る
  • 子育て支援金 負担の実像正面から語れ
     岸田文雄政権が掲げる「異次元の少子化対策」の関連法案を巡り、国会審議が続いている。  最大の焦点は、財源の柱として2026年度の導入を目指す「子ども・子育て支援金」の是非だ。公的医療保険...⇒続きを見る
  • 消防女子
     農業女子、理系女子、カメラ女子…。その仕事や趣味に取り組む女性を「◯◯女子」と呼ぶ言葉に出合うことがある。生き生きとした姿が思い浮かぶが、わざわざ女性だと強調するのは、その世界が男性中心という...⇒続きを見る
  • 食品ロスの削減 多様なつながりで促進を
    食品ロスの削減 多様なつながりで促進を
     食品の高騰が続き、世界的な食料危機も迫る中で日本では、まだ食べられる食品が大量に廃棄されている。「食品ロス」の削減は急務だ。  削減へ向けて地域で何ができるか、先日の本紙シンポジウムで探...⇒続きを見る
  • ギャンブル依存症
     大学に入って友人に誘われ、パチンコをしたのが最初だった。就職後もやめられず、消費者金融を利用して1年半で借金は150万円になった―。40代男性の体験だ▼内閣官房のホームページに「ギャンブル依存...⇒続きを見る
  • イランとイスラエル 中東の安定へ報復やめよ
     報復の連鎖を避けるため、関係国には最大限の自制が求められる。  イランがイスラエルに対し、多数のミサイルなどによる大規模な直接攻撃を行った。今月1日に在シリアのイラン大使館が攻撃を受けた...⇒続きを見る
  • ドライブインの魅力
     駄菓子屋、古本屋、銭湯…。どことなく昭和の薫りが漂う場所である。ここにドライブインを加えても異論はあるまい。1960~70年代、マイカーの普及を背景に全国の国道沿いに続々と誕生した▼米国発祥と...⇒続きを見る
  • 姫新線久世駅で途中下車その2 牛馬市のにぎわいを探しに
    姫新線久世駅で途中下車その2 牛馬市のにぎわいを探しに
     倉吉踏切は、姫新線久世駅の東約300メートルの所にある。倉吉は鳥取県の倉吉を指し、踏切を渡る道は大山や倉吉につながる大山道。久世で牛馬市が開かれていた頃はたくさんの牛や人が行き交った。 ...⇒続きを見る
  • ガソリン補助延長 「出口」ますます遠のいた
    ガソリン補助延長 「出口」ますます遠のいた
     今月末が期限となっていたガソリン価格を抑える補助制度が、5月以降も継続されることになった。巨額の財源を必要とし、脱炭素化の流れに逆行するなど、多くの課題が指摘されている政策だ。終了の時期が示さ...⇒続きを見る
  • 沼の怖さ
     魚介や野菜を酢みそであえる料理「ぬた」に季節はないが「青ぬた」は春の季語だ。青々とした菜の色が映える一皿に、春到来の喜びを感じるからだろう▼ワケギ、アサツキの類いに貝のむき身などを合わせる。今...⇒続きを見る
  • 首相の訪米 国内でも同盟強化説明を
     岸田文雄首相が米国を訪問し、バイデン大統領との会談や、連邦議会上下両院合同会議での演説に臨んだ。  2015年の安倍晋三元首相以来となる国賓待遇を伴う公式訪米である。裏金事件で政権基盤が...⇒続きを見る
  • 虹に出合うと
     「世界なぞなぞ大事典」(大修館書店)で見つけた問題だ。ラトビアでは「弓のように曲がっているが弓ではなく、花のように咲くが花ではない」、ロシアの少数民族では「ちょっと見には近くにあるが、狩ろうと...⇒続きを見る
  • 「裏金」機に特別委 真相の解明が欠かせない
     再発防止の有効な対策を講じるためにも真相の解明が不可欠である。  自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院はきのう政治改革特別委員会を設置した。参院もきょう設ける。政治資金規正...⇒続きを見る
  • 姿を消す書店
     米国のヒット曲も欧州のサッカーの動向もここで情報を仕入れていた。1980年代の中高生のころ。世界に目を向けさせてくれたのは近所の本屋だった▼誰にとっても身近な存在だった書店がインターネットの普...⇒続きを見る
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