山陽新聞デジタル|さんデジ

コラム

  • 規正法の見直し 自民案から本気度見えぬ
     地に落ちた国民の信頼を回復するには「ザル法」と指摘される政治資金規正法の抜け道を完全にふさがなければならない。  自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた規正法改正の議論がきのう、...⇒続きを見る
  • プラ資源の川上問題
     これは可燃、こっちはプラ、と家庭ごみの分別を始めてもうすぐ2カ月。今春、岡山市で始まった「プラスチック資源一括回収」に取り組んでいる▼驚くのはその量だ。お菓子をつまめば個包装が卓上に積み上がる...⇒続きを見る
  • 外国人育成就労 日本語習得の環境整備を
     技能実習に代わる外国人材受け入れの新制度「育成就労」創設に向けた技能実習適正化法と入管難民法の改正案が国会で審議入りした。技能実習は発展途上国に技術を伝える国際貢献を掲げるが、育成就労では目的...⇒続きを見る
  • 南海トラフの防災知識
     「ついに来たか」。先週水曜日の深夜、スマートフォンのけたたましい警報音に身構えた。南海トラフ巨大地震が頭をよぎったからだ。とはいえ、いざとなると何もできなかった▼寝入っていた家人には後で怒られ...⇒続きを見る
  • 不動産の相続登記の義務化がはじまりました―いつまでに?罰則は?
    不動産の相続登記の義務化がはじまりました―いつまでに?罰則は?
     不動産の相続登記が令和6年4月1日からついに義務化されました。相談も増えていることから、今回のコラムは不動産の相続登記の義務化について書きます。  一番いただく質問はいつまでに相続登記を...⇒続きを見る
  • 公園遊具の老朽化 安全と利用促進の両立を
     各地の都市公園にある遊具で事故が後を絶たない。老朽化したものも少なくないため管理する自治体は安全点検を徹底し、予算を確保して計画的に更新していくことにも力を入れてほしい。  玉野市の深山...⇒続きを見る
  • 公務員ピアニスト
     津山市出身で兵庫県西宮市こども未来部長の谷口博章さん(53)は「公務員ピアニスト」として活躍する。仕事の傍ら演奏活動に取り組み、国際コンクールで優勝した経験もある実力派だ▼近年は被災地支援のチ...⇒続きを見る
  • 国の指示権拡大 地方分権に逆行する懸念
     地方分権に逆行する懸念が拭えない。  大規模な感染症や災害など国民に重大な影響を及ぼす事態が起きた時、国が自治体に対応を指示できるようにする地方自治法改正案の審議が近く国会で本格化する。...⇒続きを見る
  • 春の「デニムデー」
     デニムの語源はフランス語なのだそうだ。ニーム地方産の綾織物を意味する「セルジュ・ドゥ・ニーム」が「デ・ニーム」と略され今に至るとか▼ニームと備中や備後には温暖で海に近い共通点がある。デニム生地...⇒続きを見る
  • 見直し進む名札
     飲食店でスマートフォンを使ったアンケートに答えた。店の雰囲気や料理の感想を入力し「接客の良かったスタッフの名前」を尋ねられて手が止まった▼数回利用しただけの店なので顔は覚えていても名前までは知...⇒続きを見る
  • ハンセン病差別 依然として深刻 指摘重い
    ハンセン病差別 依然として深刻 指摘重い
     先月公開され、岡山市でも上映されたドキュメンタリー映画「かづゑ的」は、瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に入所する元患者の宮崎かづゑさん(96)の半生を描いたものだ。  同じ入...⇒続きを見る
  • アラスカ豆でアラスカご飯を 名古屋のアラスカとの違い
    アラスカ豆でアラスカご飯を 名古屋のアラスカとの違い
     子どもの頃、初夏になると母親がよく「アラスカご飯」を炊いてくれました。ほくほくの白いご飯に「アラスカ豆」の薄緑色が映えて食欲を掻(か)き立てられます。ほんとに美味(おい)しかった。岡山でアラス...⇒続きを見る
  • 共同親権法案 子の権利守る議論尽くせ
     未成年の子どもに対し、現在の民法では婚姻中は父母が共同で親権を持ち、離婚後は父母の一方を親権者と定めることになっている。この規定を改め、離婚後も共同親権を選べるようにする民法改正案が衆院を通過...⇒続きを見る
  • 夜のパン屋さん
     「食品ロス削減へのご協力ありがとうございます」。仕事帰り、スーパーの食品売り場に立ち寄ると、総菜パックの値引きシールにこんなメッセージが添えられていた▼物価高の昨今、少しでも安く夕食に並ぶ品が...⇒続きを見る
  • 保護司制度 持続へ踏み込んだ対策を
    保護司制度 持続へ踏み込んだ対策を
     罪を犯した人の立ち直りを支援する保護司が減っていることを受け、なり手確保策を議論してきた法務省の有識者検討会が中間取りまとめを公表した。新任を原則66歳以下に限るとしている年齢制限を2025年...⇒続きを見る
  • 編さん続く自治体史
     口が悪い人は「本棚の飾り」と言う。片手で持ちにくいほどの分厚さ。布張りの表紙に金色の背文字、箱入りという豪華さ。でも取り出して読まれることは少ない、と。県史や市町村史といった自治体史のことだ▼...⇒続きを見る
  • ウクライナ大使の訴え
     突然、わが家や街に電気が来なくなったら―。テレビや冷蔵庫、照明や空調などの家電は使えず、街灯や店の明かりも消える。生活が困難に陥るのは明らかだが、どうも実感が湧かない▼しかし、そんな恐れに常に...⇒続きを見る
  • 森林環境譲与税 森の機能持続へ活用探れ
    森林環境譲与税 森の機能持続へ活用探れ
     森林保全を目的に国から自治体に配られる「森林環境譲与税」が本年度から増額となる。全国合計で2023年度より100億円多い600億円の予定だ。有効に活用し、土砂災害や地球温暖化の防止など多様な機...⇒続きを見る
  • 下石井公園の芝生 まちなか活性化に生かせ
    下石井公園の芝生 まちなか活性化に生かせ
     岡山市中心部の下石井公園に天然の芝生を張る市のリニューアル事業が今春完成した= 写真 。ビルが立ち並ぶまちなかで居心地の良い貴重な空間となり、活性化に結びつくことを期待したい。  公園は...⇒続きを見る
  • 怒らない男の心得
     今月で生誕100年を迎えた岡山市出身の小説家、吉行淳之介さんは、温厚で怒らない男とされていた。実は爆発寸前になることがときどきあるとエッセーに記している▼そういうときは、ある言葉を思い出すこと...⇒続きを見る
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