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前川建築の魅力体感して 岡山県が5月から庁舎見学ツアー

岡山県庁
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 岡山県は26日、近代建築の巨匠・前川国男(1905~86年)の設計で、今春に大規模改修を終えた県庁舎(岡山市北区内山下)の魅力を体感してもらう見学ツアーを5月18日から定期開催すると発表した。原則、平日と土曜日の月2回で毎回、参加者を公募する。

 ツアーは、ガイド役の県職員が庁舎の特長を紹介するギャラリーをはじめ、改修で再整備した中庭、シンボルのピロティといった見どころを案内。屋上展望室や回廊など普段は非公開の場所も訪れ、設計の狙いや建築時のエピソードを交えて解説する。写真と当時の図面で文化的価値に光を当てる特製冊子も配布する。

 初回の5月18日は午後1時半のスタートで、所要時間は約2時間。参加無料。希望者は県ホームページ(HP)から申し込む。今後の日程は県HPに掲載し、各回とも定員(10人程度)になり次第締め切る。

 県建築指導課は「県庁舎は前川が手がけた最初の庁舎建築。ツアーを通じてその魅力を多くの人に伝えていきたい」としている。

(2024年04月26日 18時00分 更新)

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