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押切蓮介×白石晃士の“進化系最恐ホラー” 映画『サユリ』家族がおかしくなっていく恐怖の特報

漫画家:押切蓮介×監督:白石晃士、ホラー映画『サユリ』(2024年夏公開)(C)2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
漫画家:押切蓮介×監督:白石晃士、ホラー映画『サユリ』(2024年夏公開)(C)2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
 漫画家・押切蓮介氏が、“こんな邦画ホラーがあればいいのに…”と考えながら描き上げ、実写映画化が発表された『サユリ』(今夏公開)の特報映像とティザービジュアルが解禁となった。

【動画】息つく間もない恐怖が押し寄せる特報

 アニメ化され、ゲーム×ラブコメとして大ヒットを記録した『ハイスコアガール』(現在、月刊ビッグガンガンにて続編[ハイスコアガールDASH』が連載中)や、実写映画化されトラウマ級のサスペンスとして話題を呼んだ『ミスミソウ』の原作者である押切氏が、自身の作品の中でも「一番好き」と語っている『サユリ』。とある家族が夢のマイホームへと引っ越した途端、次々と不可解な現象に襲われるというストーリーだ。

 ティザービジュアルの中央には、映画のタイトルでもあり、神木家に想像を絶する恐怖を味わわせる呪いの根源でもある“サユリ”の文字が目を引き、下部にはサユリ張本人と思わしき少女の姿が霞む。「みんな、死ねばいい。」とサユリの強い怨念を感じさせるビジュアルになっている。

 監督は、大ヒットホラー『貞子vs伽椰子』(2016年)や、松坂桃李主演のサスペンススリラー『不能犯』(17年)などで知られる白石晃士。これまでに、幽霊、呪い、オカルト、モキュメンタリーなど、さまざまなジャンルのホラー作品を数多く手がけてきた、まさに“ホラーを知り尽くした映画監督”である。

 この度解禁となった特報は、本作に登場する“神木家”にまつわる恐怖が息つく間もなく描かれている。ある夜、部屋のテレビが付き画面のノイズと共にどこからか女性の笑い声が響き渡るという怪奇現象から始まる。夜中に突然目覚める父、庭を無心に掘り続ける祖父、何かを見て思わず口を押える母、そして不気味な笑顔を見せる祖母の姿など、この家の中で起こる不可解な様子が描かれる。

 その“家”に違和感を抱くのは、本作の主人公・則雄だ。彼がこの“家”を怪しむ表情は、まさにこの映像を見ている私たちが持つ“嫌な予感”と重なる。

 そして「この家には“何か”がいる」という言葉に続き、現れたのは…。扉の向こうからゆっくりと伸びてくる手、黒く長い髪の毛、そして気づけば先ほどまで聞こえていた女性の笑い声は、まるで少女の不気味な声へと変わっている。その少女の正体こそが不可解な現象の根源“サユリ”なのか?

 物語の主人公、神木家の長男で中学3年生の則雄役には、映画初主演となる南出凌嘉。神木家の大黒柱である父親・昭雄役は梶原善、家族を明るく支える母親・正子役は占部房子、則雄の姉であり弟思いの長女・径子役は森田想、そして兄の則雄を慕う次男・俊役は猪股怜生が演じる。

 そして、神木家の引っ越しをきっかけに同居することになった祖父・章造役はきたろう、認知症で家族の介護が必要な祖母・春枝役は根岸季衣が演じる。そんな神木家を近くで見守るキーパーソンとして、則雄と同じ学校の同級生・住田役を務めるのは近藤華。神木家にまつわる恐怖の物語が始まる。



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(2024年04月26日 00時30分 更新)

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