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ひょう?被害相次ぐ 岡山県内 16日夕方から夜にかけ

16日午後6時ごろの新見市内。ひょうとみられる氷の粒が路面に広がった=新見市高尾
16日午後6時ごろの新見市内。ひょうとみられる氷の粒が路面に広がった=新見市高尾
 岡山県内は16日夕方から夜にかけ、中・北部を中心に、ひょうとみられる氷の粒が目撃された。上空に寒気が入って大気の状態が不安定になったためとみられ、17日までに住宅や車、農業施設の被害が相次ぎ報告された。

 吉備中央町には被害報告が10件程度寄せられた。プラスチック製のカーポート屋根が半分以上割れ、車も凹損したという同町、パート従業員(31)は「ドンドンと大きな音が1時間近く続き、身の危険を感じた。屋外の地面は真っ白で、まさに『春の嵐』だった」と振り返る。

 新見市では市本庁や神郷支局に止めていた公用車のボンネットや屋根にへこみが生じ、総務課によると被害は計56台に上った。ひょうのようなものは津山市加茂地区でも目撃され、自宅にいた同市、会社員(40)は「窓ガラスにバチバチとぶつかる音が怖くて窓を開けられなかった」と話した。

(2024年04月17日 21時02分 更新)

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