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選手村近くの警察署、花火で襲撃 9人を逮捕、パリ五輪警備強化

 パリ五輪のメインスタジアム、フランス競技場=昨年6月(ロイター=共同)
 パリ五輪のメインスタジアム、フランス競技場=昨年6月(ロイター=共同)
 【パリ共同】今夏のパリ五輪・パラリンピックの選手村近くの警察署が17日夕、若者ら約50人に花火などで襲撃された。警察当局は18日、9人を逮捕したと発表し、警備強化を約束した。

 事件はパリ近郊ラクールヌーブで発生。五輪のメインスタジアムとなるフランス競技場も近くに位置する。先週、バイクに乗った10代の若者が警察の追跡を受けて死亡したことが襲撃の引き金になったとみられている。警察は閃光弾などで鎮圧を図り、警察官2人が軽傷を負った。

 フランスでは昨年6月に少年が警察官に射殺された事件を発端に、暴動が各地に広がった。その際、パリ五輪の水泳練習会場の外壁も損傷した。

(2024年03月19日 11時18分 更新)

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