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これからの真庭 各界代表ら議論 真庭SDGs円卓会議

SDGsの推進に向けて議論した円卓会議
SDGsの推進に向けて議論した円卓会議
 真庭市内外の企業や団体によるSDGs(持続可能な開発目標)の推進に向けた真庭SDGs円卓会議が2月24日、同市鍋屋のエスパスホールで開かれ、代表らがディスカッションを繰り広げた。

 各団体から約200人が出席。法政大の川久保俊教授を進行役に、共同代表を務める太田昇市長と大月隆行・市総合計画審議会長、農林、商工業、医療福祉、教育分野の代表ら16人が円卓を囲んだ。

 5回目の今回は「これまでの真庭、これからの真庭」がテーマ。資源リサイクルを呼びかけるチラシを作って小中学校に配り、出前講座を行った真庭商工会女性部、食品の寄付を受けて困窮する人らにつなげる事業を始めた市社会福祉協議会、JR姫新線の存続に向けて沿線各高と署名活動を展開した勝山高など、各団体が最近の取り組みを発表した。

 真庭環境衛生協議会は川ごみが海に流れ出る問題を踏まえ、河川清掃をさらに拡大させると説明。「美しい真庭の河川を残していけるよう参加してほしい」と呼びかけた。

 市内で20~30代の看護師が不足している状況を説明した岡山県看護協会真庭支部は子ども向けの職業体験イベントへの参加や、施設の枠を超えた若手研修に力を入れていくとし「小さいうちから仕事に触れてもらい、若い看護師を市全体で育てていく」などと述べた。

 円卓会議は2019年に発足。構成メンバーとなる「真庭SDGsパートナー」は500団体に上る。

(2024年03月05日 14時46分 更新)

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