美作大（津山市北園町）の学生と岡山県美咲町議の意見交換会が２月１９日、同大であり、地域福祉を担う民生委員・児童委員の持続可能な活動について考えた。

　学生、町議に町内の民生委員・児童委員を加えた約３０人が６組に分かれ、課題と解決策を話し合った。学生らからは「住民に活動を理解してもらうため交流会を開く」「委員の悩み解決には小さな単位でも気軽に集まって情報を共有するといい」といった意見が出た。

　意見交換に先立ち、社会福祉学科４年森田優美さん（２２）が、委員のなり手不足をテーマにした卒業研究を発表。専門家による相談体制、委員が活動や悩みを仲間、行政職員と語り合うカフェの開催を提案した。

　民生委員・児童委員の菊井民子さん（７５）＝同町羽仁＝は「困り事解決のため、委員同士が情報共有する大切さが分かった」と話していた。

　意見交換会は町議会と大学が結んでいる相互協力協定の一環で開いた。