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気温上昇 県内5地点で今年最高 岡山中心部と和気で18.5度

春のような陽気の下、コートなどを脱いで歩く人たち=15日午後3時32分、JR岡山駅東口広場
春のような陽気の下、コートなどを脱いで歩く人たち=15日午後3時32分、JR岡山駅東口広場
 南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、日本列島は15日、各地で気温が上がり、広い範囲で春本番を思わせる暖かさとなった。岡山県内でも最高気温が岡山市中心部で18・5度(平年10・5度)となるなど全16観測地点中5地点で今年最高を記録し、3月中旬~4月中旬並みの陽気だった。

 県内各地の最高気温は和気町で18・5度、笠岡市17・5度、瀬戸内市16・2度―などで平年を9・4~4・5度上回った。岡山市のJR岡山駅前ではコートやジャンパーを脱いで歩く人の姿が目立った。広島県では福山市が17・5度と平年より7度高かった。

 全国的にも宮崎県日向市で24・1度、東京都心で21・1度、金沢市で20・7度といずれも今年の最高を更新。22・0度の福島県広野町は6月中旬並み、22・5度の山口県萩市は5月中旬並みまで気温が上がった。仙台市で21・1度など東北を中心に27地点が、2月の観測史上最高を記録した。

 関東と北陸、四国では、春の訪れを告げる「春一番」が吹いた。関東は14日、北陸は13日、四国は4日、昨年より早かった。

 岡山地方気象台は「16、17日は平年に近い気温となるが、18日以降は再び暖かい空気が入り、岡山県南部は19度まで上がりそう。21日ごろまで気温は高いだろう」としている。

(2024年02月15日 20時05分 更新)

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