元日本代表の柿谷に先制ゴールを奪われ、敗色濃厚だつた後半44分、足首の疲労骨折で戦列を離れ13試合ぶりにリーグ戦に戻ってきた木村がチームを救った。
後半27分からピッチに立ち、終了間際に訪れたCKのチャンス。キッカー河野がふわりと上げたボールに反応し、ゴールに向かって体を投げ出すように渾身(こんしん)のヘディングシュート。これが徳島ゴールに突き刺さると、拳を突き上げながら雄たけびを上げた。
アウェーにもかかわらず、スタンドには約1200人のサポーターが詰めかけ、最後までイレブンに熱い声援を送り続けた。劇的な試合を写真で振り返る。
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