おでかけ
里庄で菊桜見頃 優美なピンクの花 町出身の博物学者・佐藤氏ゆかり
岡山県里庄町出身の博物学者・佐藤清明氏(1905~98年)ゆかりの菊桜が、町内で見頃を迎えた。幾多も重なった濃いピンクの花が優美な雰囲気を漂わせ、町民の目を楽しませている。
菊桜は一つの花に花弁が100~300枚も付くのが特徴。町内では町歴史民俗資料館(同町新庄)と高岡神社(同町里見)のものが知られ、町民らでつくる「菊桜育成保存会」によると、ともに今月末ごろまで見頃が続くという。
「気品あふれる花を堪能してほしい」と保存会の生宗脩一代表。28日と5月5日には町教委などが菊桜を紹介する写真パネル展を同館で計画している。
佐藤氏は第2次大戦中の44年、かつて助手を務めた旧制第六高等学校(現岡山大、場所は現朝日高=岡山市)の菊桜を空襲から防ごうと、生家(同町里見)に接ぎ木して“疎開”させた。53年には育てた苗木を上皇さまの姉・池田厚子さんに贈り、同年、昭和天皇が後楽園(同市)にお手植えされる際にも献上した。
5月26日に同市で開かれる全国植樹祭では皇后さまお手植えの樹種に選ばれている。
菊桜は一つの花に花弁が100~300枚も付くのが特徴。町内では町歴史民俗資料館(同町新庄)と高岡神社(同町里見)のものが知られ、町民らでつくる「菊桜育成保存会」によると、ともに今月末ごろまで見頃が続くという。
「気品あふれる花を堪能してほしい」と保存会の生宗脩一代表。28日と5月5日には町教委などが菊桜を紹介する写真パネル展を同館で計画している。
佐藤氏は第2次大戦中の44年、かつて助手を務めた旧制第六高等学校(現岡山大、場所は現朝日高=岡山市)の菊桜を空襲から防ごうと、生家(同町里見)に接ぎ木して“疎開”させた。53年には育てた苗木を上皇さまの姉・池田厚子さんに贈り、同年、昭和天皇が後楽園(同市)にお手植えされる際にも献上した。
5月26日に同市で開かれる全国植樹祭では皇后さまお手植えの樹種に選ばれている。
(2024年04月24日 15時56分 更新)
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