岡山を語る討論会をなぜ卓球場で? 「これまで、岡山をテーマにしたテレビ討論会を見ていると、建前や理屈が多いなと思った。本当はもっと言いたいことがあるんじゃないか? そこで、エンターテインメントの枠組みで話し合ったら本音が発信できるのではと企画した」と高橋さん。広告制作やボランティア活動などを通じて日ごろ付き合いのある事業家やパフォーマーら、岡山で活躍している論客7人をそろえた。岡山県人の愛郷心やアイデンティティーの希薄さをアイロニーたっぷりに披露する。「ちょっとした発言で展開ががらりと変わる討論会スタイルならではの動画を楽しんでほしい」
社会や公共の問題に深くかかわる「社会派」クリエーターだ。電通本社で公共広告をメーンに取り組み、政党ラジオCMでACC最優秀シリーズCM賞を受賞。岡山にUターンしてからは広告制作のかたわら、映画づくりにも参加し、岡山のまちづくりをテーマに昨年封切りした自主映画「ふうがわりい 前編」の制作にかかわった。「映画や動画を通じて社会問題を解決したい。理屈や倫理感ではなく、エモーショナルなものに触れて人は変われる」と、「社会のチェンジメーカー」を目指す。4人の男児を育てるイクメンクリエーターでもある。