山陽新聞デジタル|さんデジ

奥能登、直近1カ月で人口1%減 地震被災で転出に拍車かかる

 地震による大規模火災でほぼ全域が焼失した「輪島朝市」周辺を歩く家族連れ=4月1日、石川県輪島市
 地震による大規模火災でほぼ全域が焼失した「輪島朝市」周辺を歩く家族連れ=4月1日、石川県輪島市
 石川県が1日発表した人口推計によると、能登半島地震で大きな被害が出た奥能登地域の輪島市など4市町の人口は、4月1日時点で前月から1・46%減少した。前年同時期は0・59%の減少で、地震の影響で被災地からの転出に拍車がかかっている現状が浮かんだ。

 4市町の人口は、前月比計789人減の計5万3103人となった。市町別の減少率は輪島市が1・82%、珠洲市1・46%、穴水町1・23%、能登町1・05%。

 転出者数は計745人で、前年同月の計454人を大きく上回った。転入は計101人で、前年は計251人だった。

(2024年05月01日 16時23分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ