山陽新聞デジタル|さんデジ

書道の上達願い 小中生ら筆供養 岡山・宗忠神社でまつり

使い終えた筆を火にくべる子どもたち
使い終えた筆を火にくべる子どもたち
 使い終えた筆を供養する「筆まつり」が29日、岡山市北区上中野の宗忠神社であり、岡山県内の小中学生ら約100人が書道の一層の上達を祈願した。

 黒住忠親宮司が祝詞を奏上した後、境内にある筆塚の前に設けられたかがり火に、子どもたちがそれぞれ持ち寄った筆をくべた。代表して、岡山大付属小5年河本颯太君(11)が筆の灰を塚に納めた。

 書道教室に約4年半通っているという河本君は「感謝の気持ちを込めて供養した。筆や習字の文化を大切に、もっとうまく書けるよう練習を頑張りたい」と話した。

 筆まつりは、県内外の書道教室生でつくる「墨潮会」が宗忠神社に筆塚を奉納した1983年から始まった。新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりの開催。

(2024年04月29日 15時49分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ