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生徒と教職員 すき焼き囲み親睦 玉野商工高、5年ぶり伝統行事

すき焼きを楽しむ玉野商工高の生徒たち
すき焼きを楽しむ玉野商工高の生徒たち
 玉野商工高(玉野市玉)は19日、開校記念日(20日)を祝うイベント「すき焼きパーティー」を同高で開いた。新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりに復活した“伝統行事”で、全校生徒280人と教職員が鍋を囲み、親睦を深めた。

 校庭にシートを敷き、各学年5、6人の班に分かれて調理。同高OBが営む精肉店から仕入れた牛肉や野菜を鍋で煮込み、熱々を頬張った。3年女子生徒(18)は「友達と一緒に作って外で食べるとすごくおいしい。先輩から聞いていたパーティーが初めてでき、思い出になる」と笑顔で味わった。

 同高は1957年開校。パーティーは他校にない行事を通じて生徒同士の結びつきを強めようと61年に始まり、60年近く続けてきたが、2020年以降は中止していた。卒業生で同高講師の大林莉佳さん(30)は「強く印象に残っている行事。生徒の喜ぶ姿が見られてよかった」と話した。

 パーティーに先立って記念式もあり、妹尾英津子校長が学校の沿革を生徒に説明した。

(2024年04月19日 17時30分 更新)

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