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バスケW杯男子日本代表の激闘を収めたドキュメンタリー、6・7より4週間限定公開

映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』 (C)2024「BELIEVE」製作委員会 (C)FIBA (C)日本バスケットボール協会
映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』 (C)2024「BELIEVE」製作委員会 (C)FIBA (C)日本バスケットボール協会
 2023年8月25日から9月10日までフィリピン・日本(沖縄)・インドネシアの共催で開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でのバスケットボール男子日本代表の激闘を収めたドキュメンタリー映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』の劇場公開が決定。バスケットボール日本代表初となる映画は、6月7日より4週間限定公開となる。

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 2019年開催の「FIBAバスケットボールワールドカップ」では世界を相手に5戦全敗、出場32ヶ国中31位に終わった。21年の開催国枠で出場した「東京2020オリンピック」でも3連敗を喫し、予選敗退。大きな期待を背負って挑んだが勝利を収めることができない男子日本代表に対し、世の中の声も厳しさを増していった。そんな中、バスケットボール女子日本代表は「東京2020オリンピック」で銀メダルを獲得。女子日本代表の大躍進により日本中が熱気に包まれ、感動を与えてくれた選手、コーチらに賞賛の声が集まった。

 男子日本代表へ逆風が吹く中、「東京2020オリンピック」で女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)が、21年9月、男子日本代表の新HCに就任。同年11月「FIBAバスケットボールワールド2023」の予選から指揮を執った。ホーバスHCのもと厳しい練習を重ね、世界と戦える戦略と情熱を注いで挑んだ「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。

 この大会でアジア1位となり、パリオリンピック出場権獲得を目指す日本(当時のFIBAランキング36位)は、オーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)の強豪国がひしめく【死の組】と言われるグループEに入った。ドイツがグループの「本命」、日本は「アンダードッグ」と評される中、トム・ホーバスHCは【BELIEVE=ビリーブ】という言葉をチームに掲げ、世界へ挑む選手たちを鼓舞し続けた。

 敗戦を喫するも終盤では互角以上の戦いを見せたドイツ戦。苦しい時間が続く中、大逆転劇を見せたフィンランド戦。グループ突破を掛け一丸となって挑むも善戦及ばず敗戦したオーストラリア戦。その結果、1次ラウンドを終えた日本代表は「17位~32位決定戦」へ回ることに。チームメイトやコーチ、そして自分を信じ続けて挑んだ結果、初戦で対戦したベネズエラ戦では大逆転勝利を果たし、続く最終戦のカーボベルデ戦でも勝利を上げ、アジア1位、パリオリンピック出場権を獲得。日本列島は熱狂と興奮、そして、歓喜の渦に沸いた。

 映画は、日本バスケットボール協会の監修・協力のもと、手に汗握る白熱した試合映像に加え、トム・ホーバスHCや代表選手のインタビューを新たに収録、激闘を振り返りながら知られざる思いが語られていく。

 さらに日本のバスケットボール界を牽引してきた佐古賢一、田臥勇太のレジェンドへもインタビューを敢行し、ワールドカップ、そして日本代表を独自の視点で振り返る。苦悩する練習中の姿、ロッカールームの檄、日本バスケにかける想い、密着カメラだからこそ捉えることができた貴重な映像の数々はあの夏の興奮を呼び覚ましてくれることだろう。

 国内の映画興行収入が158億円を突破した『THE FIRST SLAMDUNK』の歴史的大ヒットが記憶に新しい中、バスケットボール人気もこれまでにないほど高まっている。全国各地で開催されている男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」の試合会場にも多くのファンが詰めかけ、老若男女問わずバスケファンは急増、今や国内の人気スポーツで上位に位置するほど。昨夏の感動と熱狂を映画館でいま一度味わい、今夏のパリ五輪でのAKATSUKI JAPAN(バスケットボール日本代表のニックネーム)の戦いに備えよう。

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(2024年04月17日 06時14分 更新)

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