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石原さとみ、吉田恵輔監督に出演直談判も「すみません、苦手です」 理由は“華やかさ”

映画『ミッシング』完成披露試写会に出席した(左から)吉田恵輔監督、森優作、青木崇高、石原さとみ、中村倫也、小野花梨、細川岳(C)ORICON NewS inc.
映画『ミッシング』完成披露試写会に出席した(左から)吉田恵輔監督、森優作、青木崇高、石原さとみ、中村倫也、小野花梨、細川岳(C)ORICON NewS inc.
 俳優の石原さとみ(37)が16日、映画『ミッシング』(5月17日公開)完成披露試写会に登壇した。『愛しのアイリーン』、『空白』で知られる吉田恵輔監督(48)に7年前から出演を直談判した石原だが、一度は固辞されていたことを明かした。

【写真】7年前から!監督に出演を直談判していた石原さとみ

 7年前に「変わりたい、自分を壊してほしい、私を変えてくれる人は誰かと、作品を見ながら吉田監督に出会い『この人なら変えてくれる』と学びがあると、直感で。人伝てに『吉田恵輔さんを知りませんか』と。プライベートで直談判しました」と回想。

 しかし「一度は断られたんですけど連絡先だけでも、と」と食い下がり「まったく音沙汰なかったんですけど、3年後に脚本書きました、と連絡をいただけて。妊娠出産を待ってくださり、今こうしてお届けできることがうれしいです」と終始、大きな瞳をうるませ、待望の完成に感慨もひとしお。

 一方、吉田監督は「最初『出たいです』と言われたんですけど『すみません、苦手です』と。石原さんの華がすごいんです」と説明。「俺の映画は地味なんです。舞台が下町とか郊外なので、石原さんから港区臭が強すぎて。でも今回の台本でどうにかこちらに引きずり込めないか、とある種、ギャンブルで、みんなが知っている石原さんじゃないものがあります」と石原の新境地に胸を張った。

 そんな石原が演じたのは娘が失踪し、世間やマスコミの反応に翻弄される母親・沙織里。石原は髪を傷ませるためにボデイソープで洗髪し、「今までの自分を消す方法だったり、髪の毛や肌荒れ、爪の汚さ、体のゆるさ、いろんな部分で自分のことがなりふり構わない状態を作り上げるのを頑張りました」と徹底的な役作りを重ねた。

 吉田監督は「取り憑(つ)かれてる。キャラクターをいたこのようにおろして、何も見えない状況で演じてる。そういう役者さんは初めてだったので俺もどう扱っていいのか、恐る恐る撮ってた。クランクアップでかっこいい服をきて帰って行くのを見て、『石原さとみがいる!』って。ずっとさおりがいたんだな、と思うと、現場に石原さとみはいなかった」と太鼓判を押していた。

【画像】解禁となった映画『ミッシング』場面写真
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(2024年04月16日 19時53分 更新)

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