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金浦の小中一貫校 計画を一時停止 笠岡市長選当選の栗尾氏考え示す

栗尾典子氏
栗尾典子氏
 笠岡市長選で初当選した栗尾典子氏(56)は15日、同市金浦地区で計画されている小中一貫校の整備について「まずは人口の将来予測に基づき、市全体の学校配置を見直すべきだ」と述べ、計画を一時停止する考えを示した。報道陣の取材に答えた。

 市教委は金浦中(同市吉浜)と近隣3小(金浦、城見、陶山)を統合する一貫校の2028年度開校を目指し、市長選後に設計費を予算計上する予定だった。栗尾氏は長期的な児童数の見通しに基づく施設整備が必要とした上で「市内に中学校がいくつ必要なのかを考え、それから話を進めたい」と説明した。

 小中一貫校は進学時の環境変化に戸惑う「中1ギャップ」の解消などに効果があるとされ、市教委は20年3月、金浦を含めた3地区に小中一体型校舎を整備する計画を公表。第1弾となる金浦地区では住民への説明会を開いたり、基本計画を策定したりしていた。

(2024年04月15日 20時23分 更新)

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