第５９回岡山県アマチュア囲碁最強者戦（県アマチュア囲碁連盟、山陽新聞社主催）の準々決勝と準決勝が１４日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、いずれも優勝経験のある江尻敏彰さん（５９）＝岡山市中区＝と、山田紘平さん（３９）＝倉敷市＝が勝ち残った。５月１１日に２人による決勝３番勝負が行われる。

　連盟が選んだ強豪２４人によるトーナメント１、２回戦を勝ち上がった８人が、黒番６目半コミ出し、持ち時間各１時間半で対局。準決勝で江尻さんは兼田雅史さん（４４）＝岡山市北区＝との熱戦を制し、山田さんは小野拓馬さん（４１）＝大阪市＝を下した。

　２人とも県内アマチュア大会の上位常連で、最強者戦決勝でぶつかるのは６年ぶり２度目。江尻さんは「以前は敗れたので雪辱を果たしたい」と話し、山田さんは「着実な打ち回しで実力を出し切る」とそれぞれ抱負を述べた。

　成績は次の通り。（上が勝者、敬称略）

　【準々決勝】江尻　白中押し　林昌幸（早島町早島）▽兼田　白４目半　福原勘左衛門（津山市新野東）▽山田　黒半目　服部清彦（大阪市）▽小野　白中押し　三宅俊光（矢掛町矢掛）

　【準決勝】江尻　黒９目半　兼田▽山田　白４目半　小野