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尻尾が二股 ニホンカナヘビ発見 津山の川崎君、自宅近く草むらで

尻尾が二股になったニホンカナヘビを手に乗せる川崎君
尻尾が二股になったニホンカナヘビを手に乗せる川崎君
 広戸小(津山市市場)3年の川崎滉大君(8)が、尻尾が二股に分かれたニホンカナヘビを近所で見つけた。大の生き物好きで昆虫と爬虫(はちゅう)類を200匹近く、カナヘビは約20匹を飼育しているが「こんな珍しい個体は初めて」とびっくり。自宅で大切に育てている。

 6日朝、家族6人で花見に訪れた自宅近くのウッドパーク声ケ乢(同)で草むらにいる体長15センチの1匹を偶然発見した。普通のカナヘビだと思って捕まえたら、尻尾の先端から4センチほどが二つに分かれていた。

 倉敷市立自然史博物館(同市中央)によると、ニホンカナヘビはトカゲの一種。「敵から逃げる時に尻尾を切っておとりにする“自切”をしたが、完全に切り離せないまま新たな尻尾が生えたと考えられる」という。

 二股のカナヘビは落ち葉や枯れ木を入れた大型のプラスチックケースで他のカナヘビと一緒に飼育し、餌はミミズやクモなどを捕まえて毎日与えている。川崎君は「カナヘビは顔やすばしこい動きがかわいくて一番好き。大事にして長生きさせたい」と話している。

(2024年04月11日 17時42分 更新)

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