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さよなら381系特急やくも 伯備線走った40年振り返る



 国内で唯一定期運行する旧国鉄時代の特急電車が引退の時を迎えようとしている。JR伯備線の特急「やくも」として40年以上、山陰と岡山を結んだ381系特急電車のことだ。カーブ区間も高速走行できる自然振り子式を国内で初めて実用化した車両はスピードアップを実現した一方、揺れによる乗り物酔いも引き起こし、「はくも」と揶揄(やゆ)されたこともあった。昭和、平成、令和と三つの時代を走り抜けた381系特急やくもの歴史を、デビュー当時などの写真を交えて振り返る。


 普通列車とは一線を画す威厳のある“顔立ち”だ。運転席は一段高い位置に設置され、先頭車両前面には、国鉄特急のシンボルマークである金と銀の逆三角形が輝く。カーブを走り抜ける姿は、陰陽連絡路線の主役としての自負すら感じさせる。
伯備線沿線で現行やくもを撮影する鉄道ファン=総社市
伯備線沿線で現行やくもを撮影する鉄道ファン=総社市
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(2024年03月29日 11時15分 更新)

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