関西以西の高速道のサービスエリア（ＳＡ）とパーキングエリア（ＰＡ）で味わえるご当地丼ナンバーワンを決める「西イチグルメ決定戦　あなたが選ぶ、西の丼ぶり王」で、吉備ＳＡ上り（岡山市）の「岡山まるごとギュー丼～なぎビーフの大人焼きしゃぶと彩り野菜丼」が中国地区準グランプリとなった。１５日の本選（大阪）へ進み中国、関西、四国、九州代表の７品と人気投票トップの計８品で覇を競う。

　岡山県奈義町のブランド牛・なぎビーフの大ぶり薄切り肉を和洋のワサビが入ったたれに絡めて焼き、生の黄ニラ、レタス、連島ごぼうの素揚げ、紅しょうがの天ぷらとともにヒノヒカリのご飯に載せた。霜降りと赤身のうまみがある肉にワサビが爽やかさを加え、甘みとシャキシャキした食感がある黄ニラ、香り高いゴボウといった県産野菜と引き立て合う。１６５０円。

　決定戦は西日本高速道路サービス・ホールディングス（大阪）が４年ぶりに開き、地域の食材や特色を生かした１６５０円以下の新メニュー９７品がエントリー。中国地区は２６品のうち販売実績などで選ばれた８品が地区大会（１月３０日、広島県）に進んだ。

　吉備ＳＡ上りの決定戦最高成績は西日本準グランプリ。杉田晃一支配人（５１）は「帰ってきてもう一度食べたくなる丼をコンセプトに考案し、老若男女どんなお客にも人気がある。しっかり準備して初の西イチを目指す」と意気込む。

　中国大会には岡山県内から３品が進み、真庭ＰＡ上りの「まにわ自慢の牛丼」が３位相当の審査員特別賞だった。勝央ＳＡ上りの「さんびきのこぶた丼」も出品された。出品メニューは３月末まで（勝央は４月１日以降も当面）提供される。