FAGIGATE読者が選んだ初代MVPはグレイソン選手―。FAGIGATEは４月上旬、会員を対象にアンケートを行い、２、３月に最も活躍した月間ＭＶＰは、開幕戦で鮮やかなゴールを決めシティライトスタジアムを沸かせた２７歳のブラジル人ＦＷに決まった。政田サッカー場（岡山市）で取材に応じた背番号９は「来日してすぐに実績を出せて本当にうれしい」と喜びを語った。

　韓国２部から今季新加入したグレイソン選手はＪリーグ初挑戦ながら、期間中２ゴール３アシストと大活躍。デビュー戦となった栃木戦（２月２５日）で初ゴールを決め、水戸戦（３月２０日）ではＰＫを冷静に決めてチームを勝利に導いた。

　読者からは「攻撃の中心としてさらなる活躍を」「味方選手をうまく使う広い視野や技術、ゴール前での落ち着きと決定力でJ2優勝に欠かせない選手」など攻撃面を評価する声だけでなく、「シュート、アシスト、ディフェンス…いつも走り回って勝利に貢献している」「守備も頑張り、素早い切り替えで攻撃にも貢献する姿は今季のファジアーノを形作っている」といったひたむきなプレーに対するコメントも多く見られた。

　グレイソン選手は「熱いサポートに感謝しています。みなさんのコメントを力にこれからもファジアーノのために、そして得点王を目指して頑張ります。応援よろしくお願いします」と語った。グレイソン選手はＪ２の２、３月の月間ＭＶＰも受賞した。

　２位は豊富な運動量でボランチとして活躍するＭＦ藤田息吹選手（３３）。「９０分走り続けるスタミナに毎回びっくりしている」「縦横無尽にピッチを支配する姿が心強い」「開幕戦を現地で応援して今年から藤田選手にはまってしまった」などと、チームの"心臓”としての活躍を期待するコメントが多かった。

　３位は山口戦（３月１０日）、藤枝戦（１６日）と２試合連続決勝ゴールを決めたＭＦ田中雄大選手（２４）で、「今季はヒーローインタビューをたくさん受ける活躍を」「歴代（背番号）１０番の中で最高のパフォーマンス」などのエールが添えられていた。

　アンケートは４月１〜７日、FAGIGATE、さんデジ有料会員（Wプラン、単独プラン）を対象にインターネット上で実施。３４９人から回答を得た。次回は５月上旬に行う予定。