２０２４年シーズンもユニフォームスポンサーになる備商株式会社の上野雅史社長が宮崎キャンプに訪れていましたのでお話を伺いました。ファジアーノに関わる方々の今シーズンへ向けた機運がすごく高まってきていることを感じます。（寺田弘幸）

――キャンプをご覧になっての感想は？

　上野社長「チームの雰囲気がすごく良くて、一体になっているように感じました。本当に来て良かったです。服部ＧＭに『一度、キャンプに来い』って言われて、『じゃあ、行きましょう！』っていうことで来たんです。無理くりスケジュールを入れたものだからゆっくりはできないんですけど、監督ともお話できて良かったですし、本当に期待が高まる一方ですね」

――一層、今シーズンへの期待が高まりましたか？

　上野社長「ですね。今年はアウェーの試合に何回行こうかな（笑）」

　服部ＧＭ「ホームではいつも僕たちの席の前（ロイヤルボックス席）でご覧になって一喜一憂されている（笑）。だから、上野社長にはぜひキャンプにも来ていただいて、チームが準備しているところも見ていただきたかったんです。他のクラブではこういう機会がけっこうあって、社長の皆さんにチームをより近くに感じてもらって、それを会社に持ち帰ってみんなで応援しようぜという空気をつくっていただきたいんです」

　上野社長「うちの会社はすでにそういう雰囲気になっていますし、経営者仲間にも聞かれるんですよ、「スポンサーってどうなの？」って。意欲的な方は岡山の経営者にもいっぱいいると思うんで、こういう機会にも参加してもらって、もっとなじみのあるものとして浸透していけばいいんですけどね。本当にみんな応援していますよ。よく『ファジアーノの備商ですか？』『備商のファジアーノですか？』って社員も言われるみたいですけど（笑）、そういうのがどんどん当たり前になって一般的になっていけばいいなって思いますね」

　服部ＧＭ「選手たちも会社を訪問したりして自分たちを支えてくださるスポンサーの皆さんのことはよく知っているので、こういう時に感謝の気持ちをお伝えできればいいなと思っています」

　上野社長「選手の元気な様子も見ることができましたし、本当に来て良かったですよ。チームの層もすごく厚くなりましたよね。ＧＭの腕が良いんでしょうね（笑）」

　服部ＧＭ「いやいや（笑）。選手も競争してくれているので良いキャンプになっていると思います」

――ポジション争いのピリピリ感は間違いなく例年以上にあります。

　上野社長「そうですか。それはすごくいいですね。本当にチームの雰囲気はいいですし、すごく期待が高まりました」