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ヨルディ・バイス『試合に90分出て勝った喜びも途中から出て勝った喜びも変わらない』

ヨルディ・バイス『試合に90分出て勝った喜びも途中から出て勝った喜びも変わらない』

 28日の練習で体を張った守備を見せていたDFヨルディ・バイス。オランダ出身の34歳は練習の合間に練習生として参加したファジアーノU―18の選手たちに頻繁に声をかけて和ませていました。本人もかつては母国の名プレーヤーたちに同じように接してもらっていたそうです。(取材日:9月28日/亀井良平)


ヨルディ・バイス



 ――週末は6連勝中の千葉とのホームゲームです。

 お互い調子の良いチームです。自分たちが勝たないといけないと思います。もちろん千葉のことは分析していますけど、自分たちにフォーカスしてやっていきたいです。千葉はベストの選手であるソロモン(FW櫻川)と塁(MF末吉)を欠いていますから、ベストの状態ではないのではないでしょうか(笑)。

 ――好調のチームに勝つために大事なことは?

 自分たちが今まで積み上げてきたものを集中して出すこと。新しいことをするのではなく、力を出し切ることに集中するのが大事になります。千葉もファジアーノも最初の25試合くらいは調子が上がらなかったチームだと思いますけど、最終的に重要なのは最後にどの位置にいるかです。

 ――今日の練習ではユースの若い選手に声をかけて励ましていましたね。意識しているのでしょうか?

 いつも話しかけるようにしていますし、彼らは理由があって練習に参加していると思います。それに値する選手だと思っているので、彼らがピッチで楽しんでやれるのもそうですし、安心してプレーできる場所にしてあげたいと思っています。幼くて12歳なんじゃないかと疑う選手もいますけどね(笑)。若い選手を助ける心は自分の中に自然とあるものです。

 ――バイス選手も昔は経験ある選手に助けてもらっていたのでしょうか?

 若いとき(フェイエノールト時代)は経験のある選手とプレーする環境にいました。ロイ・マカーイやファン・ブロンク・ホルストといったオランダ代表選手もいる中で練習していましたので、自然とそういう意識は育ってきました。ロイ・マカーイ、ファン・ブロンク・ホルストは世界的なビッグクラブでプレーしていて、私は彼らとは違います。ただヨルディ・バイスとしてこれまで500試合以上に出てきました。彼らの助けに1%でもなれば良いなと思っています。

 ――改めて千葉戦でバイス選手はどのようにチームに貢献しますか?

 ここ最近は試合の出場時間があまりないですが、このチームはバイスのためのチームではありません。チームのことが一番大事なので、この2年間は自分のことを犠牲にしてクラブのためにやってきています。それを最後まで続けるだけだと思っています。90分試合に出て勝った喜びも途中から出て勝った喜びも変わらないです。

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