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楷の木と講堂 光帯び夜空に映え 旧閑谷学校4日からライトアップ
日本最古の庶民の学校である旧閑谷学校(備前市閑谷、国特別史跡)で3日夜、恒例のライトアップが4日に始まるのを前に試験点灯が行われた。色づく楷(かい)の木と国宝の講堂が夜空に映え、秋とともに歴史の重みも深めるかのように幽玄な世界に包まれた。
午後6時、発光ダイオード(LED)照明約30基が一斉に点灯。紅葉の見頃を迎えた2本の古木(高さ約15メートル)と講堂が静寂の中、ぱっと光を帯びて暗闇に浮かび上がった。
楷の木は儒学の祖、孔子の墓所がある中国・山東省から1915(大正4)年に持ち帰った種から育ち、旧閑谷学校顕彰保存会が管理を続けている。
ライトアップは12日までの午後6時~8時。期間中、普段は見られない聖廟(せいびょう)内の孔子像を公開する。入場料は大人400円、小中学生100円。問い合わせは同学校史跡受付(0869―67―1436)。
午後6時、発光ダイオード(LED)照明約30基が一斉に点灯。紅葉の見頃を迎えた2本の古木(高さ約15メートル)と講堂が静寂の中、ぱっと光を帯びて暗闇に浮かび上がった。
楷の木は儒学の祖、孔子の墓所がある中国・山東省から1915(大正4)年に持ち帰った種から育ち、旧閑谷学校顕彰保存会が管理を続けている。
ライトアップは12日までの午後6時~8時。期間中、普段は見られない聖廟(せいびょう)内の孔子像を公開する。入場料は大人400円、小中学生100円。問い合わせは同学校史跡受付(0869―67―1436)。
(2023年11月03日 20時34分 更新)
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