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まいられぇ岡山

古い町並みにだんじり 市民ら魅了 「津山まつり」開幕

城東地区を練り歩く大隅神社のだんじり
城東地区を練り歩く大隅神社のだんじり
 岡山県北を代表する秋祭りの「津山まつり」(津山商工会議所、津山市などでつくる実行委と各町内会主催)が15日、大隅神社(同市上之町)を皮切りに開幕した。旧城下の古い町並みをだんじりが勇壮に練り、市民らを魅了した。

 県重要有形民俗文化財6台を含む9台のだんじりが、国重要伝統的建造物群保存地区の城東地区などに繰り出した。「ソーヤレ」とかけ声を響かせてだんじりを引く子どもたちや法被姿の若衆を地元住民や観光客が見守った。

 新型コロナウイルスによる中止で4年ぶりとなったみこしの巡行や地元児童らの傘踊りもあった。

 家族3人で訪れた同市、自営業の男性(46)は「大きなだんじりは迫力があった。引き手の威勢の良さが伝わり、自分も元気になれた」と話していた。

 津山まつりは高野(同市二宮)、徳守(同市宮脇町)の3神社の秋祭りの総称で、約400年の歴史があるとされる。22日は徳守と高野が行い、だんじり計29台が出動。徳守はみこし、高野は傘鉾(ほこ)の巡行も予定している。

(2023年10月15日 19時51分 更新)

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