岡山市とおかやま観光コンベンション協会は、日本遺産「桃太郎伝説」を構成する市郊外の古墳や神社など９カ所を巡る「吉備ロマン無料循環バス」を２２日から９月１８日までの土日祝日（２０日間）に運行する。市観光振興課は「歴史スポットや涼を感じられる自然豊かな吉備路エリアの散策を楽しんでほしい」と乗車を呼びかけている。

　ＪＲ岡山駅西口を発着点とし、乗降場所は吉備津彦神社▽吉備津神社▽備中高松城址（じょうし）公園▽最上稲荷▽龍泉寺▽町並み保存地区の陣屋町足守▽作山古墳近くのサンロード吉備路▽備中国分寺・こうもり塚古墳▽造山古墳ビジターセンター―の９カ所。午前８時半～午後３時に左右両回りで１日７便ずつ出発する。各停留所で自由に乗降でき、予約は不要。

　新型コロナウイルスの５類移行を受けて、関連イベントを企画する。最上稲荷や陣屋町足守など５カ所を巡って１枚の台紙にはんこを重ね押しして絵柄を完成させるスタンプラリーは、全て集めた人に景品を贈る。足守地区を舞台にキーワードを集める「もじあつめ」、最上稲荷のふすま絵の特別公開（８月１１～１３日）も予定する。

　時刻表や周辺の観光情報などはおかやま観光コンベンション協会のホームページ、ＪＲ岡山駅の市ももたろう観光センターなどに置くパンフレットで紹介している。

　循環バスは、昨夏の「岡山デスティネーションキャンペーン」の後継企画である「おかやま夏旅キャンペーン」の一環。３年目で、昨夏は延べ１万４千人が利用し好評だったという。