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【7月2日に順延】豪雨犠牲者 鎮魂の花火 7月1日、真備で追悼復興5年祭

 2018年の西日本豪雨による大規模な浸水被害で多くの犠牲者が出た倉敷市真備町地区で7月1日、5年の節目に合わせた「豪雨災害追悼復興5年祭」が開かれる。鎮魂と復興への願いを込め、2500発の花火を打ち上げる。

 豪雨を機に岡山県内外の有志で立ち上げたNPO法人「災害支援団Gorilla(ゴリラ)」(岡山市)が主催。倉敷市真備町川辺の高梁川河川敷を会場に実施する。

 花火は午後7時45分ごろスタート。高梁川の中州から、連射のスターマインや大玉を約30分間打ち上げる。会場にはかき氷、ホルモンうどんなど24店が並ぶ。水没した写真の洗浄支援などを通じ、同地区と交流がある滋賀県の子どもによる和太鼓演奏もある。

 イベントは午前11時から午後8時半まで。開会式では参加者全員で1分間の黙とうを行う。駐車場は1300台分を用意。会場とJR清音駅を往復するシャトルバスを運行する。見物客の利用を避けるため、会場北に架かる新川辺橋の歩道は通行止めにする。

 倉敷市では、豪雨で災害関連死も含め75人が亡くなった。同NPOは「豪雨と、その教訓は絶対に忘れてはならない。あらためて真備に目を向けるきっかけにしてほしい」としている。

(2023年06月26日 15時07分 更新)

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