笠岡市大井地区の吉田川で、ゲンジボタルが川面を舞っている。光の点描が幻想的な雰囲気を醸し出し、住民らを楽しませている。見頃は６月中旬までの見込み。

　地元住民によると、今年は５月中旬から飛び始め、例年より数が多いという。同地区では大井まちづくり協議会が約１０年前から、微生物の働きで臭いや濁りを取り除く浄化液を作って配布するなど川の水質浄化に取り組んでいる。

　守屋博正会長（７６）は「久しぶりにたくさんのホタルが見られて本当にうれしい。これからもできることを続けていきたい」と話している。