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ゲームクリエイター・小島秀夫氏、ジョージ・ミラー監督との再会に歓喜 『マッドマックス』は「モノづくりのバイブル」

映画『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミアの会場で再会を果たしたジョージ・ミラー監督、小島秀夫氏
映画『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミアの会場で再会を果たしたジョージ・ミラー監督、小島秀夫氏
 英ロンドンで現地時間17日、ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)のプレミアが開催され、世界的ゲームクリエイターの小島秀夫氏が招待を受け、レッドカーペットに登場。ミラー監督と約7年ぶりの再会を果たした。翌18日には対談も行い、後日公開される予定だ。

【画像】個性的な衣装でロンドンプレミアを沸かせたアニャ

 「第77回カンヌ国際映画祭」(フランス)でワールドプレミアを飾った『マッドマックス:フュリオサ』。英国でのプレミア会場となったのは、イギリス最大のIMAXスクリーンを有する「BFI IMAX」。コスプレをしたファンも多数集まり、「マッドマックス」の世界観たっぷりに装飾された会場では、ユーロビートでDJがラップを披露して歓迎ムードを盛り上げた。

 そこへ特別招待ゲストとして、『DEATH STRANDING』、『メタルギアソリッド』等を誕生させたゲームクリエイターの小島氏が登場すると、「KOJIMA!KOJIMA!」のコールも。『DEATH STRANDING』は、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなどハリウッド俳優が多数登場。その続編が来年(2025年)リリースされることが発表されており、親交の深いミラー監督も出演予定となっている。

 かねてより「ジョージ・ミラーは僕の“神”」と公言していた小島氏は、レッドカーペットで「高校1年生の時に衝撃を受けてから、僕の70%は『マッドマックス』で出来ている。このロンドンプレミアに参加できて、とても興奮をしています。僕の中で『マッドマックス』は、モノづくりのバイブル。映画とはこういうものだと教えてくれました」と、誰よりも深い“マッドマックス愛”をさく裂させていた。

 映画のメインキャストである、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、そして、ミラー監督が姿を現し、ファンサービスを始めると、会場のボルテージは最高潮に達した。

 ミラー監督とハグを交わして再会を喜び合った小島氏は「最高でした。期待値を遥かに超える作品。観るか、観ないかではなく、これからの人生で、何回観るのか、そんな映画です。シンプルだけれど、何回観ても観方が変わる。そんな映画なんてない。特にバイオレンスの先を描く、エンディングが素晴らしかったです」と本作の感想を直接伝えた。

 ミラー監督も「とても会いたかった。直接の対面は7年ぶりなので、うれしいです。『DEATH STRANDING 2』の予告を拝見しました。彼の作品に出演できて光栄です。私には双子の兄弟がいますが、彼はまさにクリエイティブでの双子の兄弟のような存在。私には彼の考えや、デザインが見える。そして彼の作品からは、いつもパワフルな情熱が湧き出てくる。私は彼と非常に強いコネクションを感じます」と、小島氏へのリスペクトを語っていた。

■アニャ&クリスから日本のファンへメッセージ

 シャーリーズ・セロンから“フュリオサ”役のバトンを受け継いだアニャ・テイラー=ジョイは、「シャーリーズ・セロンは、とても上品で寛大で親切な方。このキャラクターを演じることについて会話をしました」と振り返り、「最初に脚本を読んだとき、ジョージ・ミラー監督が創り上げたセンセーションナルなフュリオサというキャラクターに圧倒されました。そして、シャーリーズ・セロンが扉を開いたこの素晴らしキャラクターを、私がしっかりと守る必要があり、フュリオサの物語をしっかりと伝える必要があると思いました」と語った。そして、「日本のファンの皆さんに、早く観てほしいです。チームで一丸となって一生懸命創り上げたこの作品を、日本で公開されることを楽しみにしています!」とメッセージを寄せた。

 ディメタス将軍役で新たな一面を披露するクリス・ヘムズワースは、「ジョージ・ミラー監督が創り上げる『マッドマックス』の世界の大ファンです。どの作品でも、多くの時間をかけて、常に挑戦をしていますが、この作品は、どんなに情熱と熱意を注ぎでも満足することがない挑戦的な日々を過ごしました。そして最後には“信じられるか?『マッドマックス』に出演しているんだよ!”ってチーム全員が感じる、とても特別な体験でした」と撮影を振り返り、「オーストラリアで育った私たちにとって『マッドマックス』は、アメリカの『スター・ウォーズ』や、イギリスの『ハリー・ポッター』のような象徴的な映画。だから、ジョージ・ミラー監督からオファーを受けて、この作品に参加できたのは、私にとって夢がかなった想いです。子どもの頃、父親と一緒に熱狂したからね」と思い入れたっぷり。

 さらに親日家でもあるクリスは「日本は大好きな国です。最近に日本に滞在しましたが、日本という場所も、そこに住む皆さんも、とても素晴らしい。日本でこの作品を公開されるのが待ちきれない!絶対にこの作品を愛してくれるはず。ファンの皆さん、愛しています!!」と、呼びかけていた。

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(2024年05月20日 11時30分 更新)

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