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日本とパラグアイ秩序維持で連携 力による現状変更を許さず

 歓迎式典でパラグアイのペニャ大統領(左)と握手する岸田首相=3日、アスンシオン(共同)
 歓迎式典でパラグアイのペニャ大統領(左)と握手する岸田首相=3日、アスンシオン(共同)
 【アスンシオン共同】岸田文雄首相は3日午後(日本時間4日午前)、パラグアイの首都アスンシオンでペニャ大統領と会談した。台湾への軍事圧力を強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更は許されないとして、自由で開かれた国際秩序の維持、強化へ連携する方針を確認した。パラグアイは南米で唯一、台湾と外交関係がある。

 首相は共同記者発表で、パラグアイは自由、民主主義、法の支配といった価値を共有する信頼できる重要なパートナーだと指摘。「友好協力関係を新たな高みに引き上げたい」と述べた。

 パラグアイが今年前半の議長国を務める南米の関税同盟、南部共同市場との経済関係強化を進める考えを示した。

(2024年05月04日 11時08分 更新)

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