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親子が集い、楽しく交流する場に 総社の夫妻 自宅敷地内に施設整備

総社市山田にオープンした「あそびとおもちゃの研究所あーとあーと」
総社市山田にオープンした「あそびとおもちゃの研究所あーとあーと」
 総社市山田で子育て中の夫妻が、乳幼児を遊ばせられる施設「あそびとおもちゃの研究所あーとあーと」(同所)を整備した。親子が集い、楽しく交流できる場を目指す。

 手がけるのは、4歳の長男と1歳の長女がいる一般社団法人岡山県地域おこし協力隊ネットワーク代表理事藤井裕也さん(37)、愛子さん(38)夫妻。自然豊かな場所で子どもを育てたいと、2022年6月に市街地から市西部の古民家に引っ越した。

 ただ、少子化の進む地元には同年代の子どもが少なく、「育児をするなら、みんなで一緒にできないか」と施設の開設を思い立った。自宅敷地内の農機具小屋(約70平方メートル)を昨秋から改装し、板張りの床の上でおもちゃで遊ぶことができるようにしたほか、授乳室も設け、4月14日にオープンした。

 おもちゃは約200点あり、カラフルな木製ブロック(ドイツ)や木の人形(スペイン)など各地から集めた。今後、自然体験やアート体験、異文化交流といった活動も計画していくという。

 利用対象は未就学児とその家族。予約制で、土日曜と祝日の午前9時~正午と午後1時~4時の2回、各6組を受け入れる。料金は1組600円。

 愛子さんは「みんなで子どもを見守ることで、親の息抜きにもつながる。ぜひ足を運んでほしい」と話す。問い合わせは、あーとあーと(090―1273―6150)。

(2024年05月03日 20時11分 更新)

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