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元近鉄投手の佐野慈紀氏、56歳誕生日に「右腕切断」明かす 糖尿病が進み「心臓弁膜症の手術も」

近鉄バファローズの本拠地だった京セラドーム大阪 (C)ORICON NewS inc.
近鉄バファローズの本拠地だった京セラドーム大阪 (C)ORICON NewS inc.
 プロ野球・近鉄バファローズなどでピッチャーとして活躍した佐野慈紀氏が、56歳の誕生日を迎えた4月30日、自身の公式ブログを更新し、糖尿病により右腕を切除することを明らかにした。

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 佐野氏は、1990年に近鉄に入団し、野茂茂雄氏らとともに活躍。中日ドラゴンズやオリックス・ブルーウェーブ、海外でもプレーし、2003年に引退。薄毛の明るいキャラクターでも人気を博し、引退後は野球解説者なども務めてきた。

 佐野氏はブログで「56歳になりました」と切り出し、「55歳はまさかの1年入院生活」だったと明かした。そして自身の投球を支えた右腕の歴史とともに、「糖尿病による影響は恐ろしい。これ以上感染を広げない為に洗浄の繰り返し。毎回激痛が走る」現状を報告し、「今日まで右手の機能を残す為に治療を続けるも」「感染症が進み明日右腕を切断する事に」と伝えた。

 56歳最初の出来事が「右腕を失う事」になる。「受け入れることなんて出来ないけど生きる為には乗り越えないとな。思い入れはたくさんある。思い出も語り尽きない。一緒に戦ってくれた右腕感動を分かち合った右腕 明日、お別れする。ごめんなさい」と心境をつづった。

 また、「この治療が終わってもまだ終わりではない。心臓弁膜症の手術もしないといけない。感染症も5年生存率と言われ再発のリスクもある。改めて健康第一と考えさせられる」と悲壮。「正直、死ぬ事は想像できない。まだ、やらないといけない事もたくさんある。悲劇のヒロインでもない。みんなと笑顔で会う為に」と決意をつづった。

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(2024年04月30日 09時36分 更新)

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