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4年ぶり 宝木求めて小学生が奮闘 岡山・松林寺で「こども会陽」

宝木を奪い合う子どもたち
宝木を奪い合う子どもたち
宝木を求めて手を伸ばす子どもたち
宝木を求めて手を伸ばす子どもたち
 岡山市南区宮浦の松林寺で4日、「こども会陽はだかまつり」(松林寺会陽奉賛会主催)が行われ、幸せをもたらすとされる宝木(しんぎ)を求めて小学生たちが奮闘した。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶりの開催。

 約90人が幼児、小学校低学年、中学年、高学年の4グループに分かれて参加。男子はまわし、女子は体操服を着用し、副宝木と特別宝木計325本を奪い合った。

 メインの本宝木争奪戦では、荒城祥善住職が陰陽一対の本宝木2本を投入。高学年を中心とする約40人が懸命に手を伸ばす中、2人の児童が素早く本宝木をキャッチし、群衆から抜け出した。

 それぞれ福男になった瀬戸内市立行幸小6年則本大和君(12)は「目の前に落ちてきたので、絶対離さないようにがっちりつかんだ」、岡山市立曽根小6年杉本律紀君(12)は「福男になれてうれしい。この勢いで今年は野球を頑張りたい」と話した。

 コロナ禍で会陽に参加できなかった当時の児童のために中学生の部も設けられ、約10人が本宝木2本の獲得を目指した。

 子どもの健全育成や地域交流を目的に1980年から実施している。

(2024年02月06日 16時39分 更新)

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