鬼を追い払って福を呼び込む伝統行事「鬼追い」が28日、福山市駅家町新山の大坊福盛寺(だいぼうふくじょうじ)であり、地元住民ら約250人が無病息災や子どもの健やかな成長を願った。
本堂で読経中、地域住民や小学生の4人が扮(ふん)した赤、緑の鬼が現れた。僧侶たちが厄よけの札をかざして回廊に追い出し、たいまつに見立てたつえを持った子どもたち約20人が「えいやー、えいやー」と声を上げて3周追いかけ、鬼を退散させた。
鬼は逃げる途中、金棒を掲げて見物人を威嚇したり、幼児を抱き上げたりし、怖さで泣き出す子もいた。3歳と2歳の姉妹の母親(27)=福山市=は「鬼に抱っこされ、怖がりながらも泣くのを我慢していた。強い心を持って元気に成長してほしい」と話していた。
鬼追いは300年以上前から伝わる。昭和初期に途絶えたが江戸期の資料などが見つかり、1994年に復活した。
本堂で読経中、地域住民や小学生の4人が扮(ふん)した赤、緑の鬼が現れた。僧侶たちが厄よけの札をかざして回廊に追い出し、たいまつに見立てたつえを持った子どもたち約20人が「えいやー、えいやー」と声を上げて3周追いかけ、鬼を退散させた。
鬼は逃げる途中、金棒を掲げて見物人を威嚇したり、幼児を抱き上げたりし、怖さで泣き出す子もいた。3歳と2歳の姉妹の母親(27)=福山市=は「鬼に抱っこされ、怖がりながらも泣くのを我慢していた。強い心を持って元気に成長してほしい」と話していた。
鬼追いは300年以上前から伝わる。昭和初期に途絶えたが江戸期の資料などが見つかり、1994年に復活した。
(2024年01月28日 20時07分 更新)