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里山に遅い春「尾所の桜」が満開 津山・阿波、ピンクの花 緑に映え

満開を迎えた尾所の桜
満開を迎えた尾所の桜
 樹齢580年とされる津山市阿波の岡山県天然記念物「尾所(おそ)の桜」が、満開を迎えた。ピンク色の小ぶりな花が山並みの緑に映え、里山に遅い春の到来を告げている。

 標高約480メートルにあるヤマザクラ。高さ約14メートル、幹回りが約6メートルあり、枝は約20メートル四方に伸びる。市阿波出張所によると、11日に咲き始め、気温の高い日が続いたため一気に開花が進んで平年並みの13日に満開になった。大きな天候の崩れがなければ見頃は18日ごろまでという。

 夫婦で15日に花見を楽しんだ市民(63)=同市=は「のどかな風景とよく合っていて、きれい」と話していた。

 地元住民による恒例の屋台や夜間のライトアップは新型コロナウイルス禍の2020年から中止している。

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