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総社市 子育てグッズ贈る事業開始 総額3万円相当、経済負担軽減へ

片岡市長(左)からギフトを贈られる家族
片岡市長(左)からギフトを贈られる家族
クーポンやごみ袋がセットになった「そうじゃ出産おめでとうギフト」
クーポンやごみ袋がセットになった「そうじゃ出産おめでとうギフト」
 総社市は本年度から、子どもが生まれた家庭に総額3万円相当の子育て関連グッズを贈る「そうじゃ出産おめでとうギフト」事業をスタートし、17日、市役所で記念の贈呈式を開いた。人口増に向けた政策パッケージの目玉の一つで、育児の経済的負担軽減を図り出生数増加につなげる狙い。

 紙おむつやお尻ふきが市内17事業者で購入できる2万8千円分のクーポン▽市指定有料ごみ袋(20リットル100枚)▽市内の障害者就労継続支援事業所が製作し、育児用品を入れて持ち歩けるトートバッグ▽市のPRキャラクター・チュッピーの祝福メッセージカード▽絵本―の5点セット。

 4月1日以降に赤ちゃんが誕生した市民が対象で、出生後に他市から転入した人は除く。通常は生後2カ月頃に保健師らが行う訪問事業に合わせて渡す。事業費2千万円。

 贈呈式には代表して3家族が参加し、片岡聡一市長が「子どもたちがすくすくと成長していけるよう協力する」と述べ、ギフトを手渡した。4月3日に生まれた第4子の長男と出席した市民(35)=同市=は「クーポンが大変助かる。応援されているようで励みになる」と歓迎した。

 市内の2023年度の出生数は474人(前年度比50人減)。本年度は15日現在61人。

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