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高原に二重の絶景「逆さ蒜山」 水田に三座映り込む

水田に映り込む(左から)上蒜山、中蒜山、下蒜山の蒜山三座=10日午前6時56分、真庭市蒜山下福田
水田に映り込む(左から)上蒜山、中蒜山、下蒜山の蒜山三座=10日午前6時56分、真庭市蒜山下福田
 真庭市蒜山地域で、水田に蒜山三座の秀麗な山容が映り込む「逆さ蒜山」が望める季節が到来した。新緑で包まれた高原に爽やかな彩りを添えている。

 田に水が張られる4月下旬から田植え直後の時季までのみ見られる光景で、穏やかな好天の早朝に現れやすい。10日朝、同市蒜山下福田の水田では上下反転した上、中、下蒜山の稜線(りょうせん)と緑の色合いまでもが水面(みなも)に浮かび、“二重の絶景”を広げていた。

 農家の高齢化や転作などに伴い水田は以前より減っているといい、逆さ蒜山を拝める風景の貴重さは増している。蒜山観光協会は「初夏の訪れを感じさせる蒜山の風物詩。地元の大切な水田なので、マナーを守りながら鑑賞してほしい」と呼びかける。

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