山陽新聞デジタル|さんデジ

増田さん「競技人生やりきった」 本社訪問、競泳引退を報告

岡山県スポーツ協会の越宗孝昌会長(右)に引退を報告する増田葵さん(左から2人目)=山陽新聞社
岡山県スポーツ協会の越宗孝昌会長(右)に引退を報告する増田葵さん(左から2人目)=山陽新聞社
 2021年東京五輪の競泳女子日本代表で、3月のパリ五輪代表選考会を最後に現役を退いた倉敷市出身の増田葵さん(27)=菅公学生服=が8日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、岡山県スポーツ協会の越宗孝昌会長(同社相談役)に引退を報告した。

 増田さんは県水泳連盟の溝口香会長らと訪問。自由形を主戦場とし、近大4年の18年に県勢13年ぶりの優勝を飾った福井国体成年女子400メートルなどこれまでの歩みを振り返り「夢だった五輪出場をはじめ、20年の競技人生をやりきったと感じている。後悔はない」と笑顔で話した。

 越宗会長は「岡山水泳界で一時代を築く活躍を見せてくれた。本当にお疲れさまでした」とねぎらった。

 競泳女子の県勢で1964年東京五輪の木原光知子(当時山陽女高1年)以来57年ぶりの五輪代表となった増田さんは、東京五輪女子800メートルリレーでアンカーを担い予選9位。今春のパリ五輪選考会は本命の200メートルで8位に終わり、2大会連続出場を逃した。今後は所属先の菅公学生服で勤務する。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP