岡山県は２日、県内の指定８４医療機関での定点把握に基づく直近１週間（４月２２～２８日）の新型コロナウイルス感染者数（速報値）を公表した。計２５９人で、１医療機関当たり３・０８人。前週（同１５～２１日、４・３３人）から約３割減り、２週ぶりに減少した。

　年代別では６０代を除いて軒並み前週を下回った。とりわけ新学期の影響で感染が広がっていたとみられる９歳以下は３７人（前週７２人）。親世代に当たる３０代も２１人（４０人）といずれも半減した。８０代以上１７人（３７人）や５０代２６人（３９人）も減少が目立った。唯一増加した６０代は３２人（２８人）だった。

　１定点当たりの感染者数を保健所別に見ると最多は備北の７・８３人。他は倉敷市の４・５０人、真庭の３・３３人が平均を上回った。

　同じ期間の季節性インフルエンザの感染者数は計３４人で、１医療機関当たり０・４０人。前週（０・５５人）から約３割減った。