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嚥下食のケーキ商品化 津山の洋菓子店、病院とコラボ

嚥下食として食べられる糖尿病患者向けの「マジカルケーキ」
嚥下食として食べられる糖尿病患者向けの「マジカルケーキ」
「マジカルケーキ」の商品化に携わった(左から)日野さん、牧さん、松山さん
「マジカルケーキ」の商品化に携わった(左から)日野さん、牧さん、松山さん
 かんだり、のみ込んだりするのが難しい人でも食べやすい「嚥下(えんげ)食」のケーキを、津山市内の洋菓子店が商品化した。嚥下食の全国メニューコンテストで部門大賞に輝いた中島病院(同市田町)のレシピを活用。病院とコラボレーションした嚥下食ケーキは珍しいという。

 商品名は「マジカルケーキ~糖尿病患者さんの血糖値も上昇しない魔法のケーキ~」。日本医療福祉セントラルキッチン協会などが主催したコンテスト(昨年1月・東京)のデザート部門(28点)でトップとなったレシピを基に開発した。

 容器に入れたケーキ(110cc)は、血糖値が上がりにくいタイプのチョコレートや低カロリーの甘味料を用い、スポンジには水溶性食物繊維を混ぜた。ムース部分には、むせる原因となる水分が出ないよう、舌でつぶせるワインゼリーを埋め込んでいる。

 コンテスト後、関係者から商品化を求める声が上がり、レシピ作成の中心となった調理師牧優弥子さん(27)が「糖尿病の人でも安心して食べられる甘いものが市内で手に入るようになれば」と、管理栄養士の日野論希子さん(37)に相談。日野さんが「ラ・プロヴァンス」(同市沼)のシェフ松山賢悟さん(44)に依頼し、アドバイスしながら完成させた。

 昨秋から売り出しており、税別360円。松山さんは「形や装飾を改良し、味のバリエーションも増やしたい」とし、日野さんは「開発に協力は惜しまない」と話している。

 問い合わせはラ・プロヴァンス(0868―24―8050)。

(2020年01月05日 15時22分 更新)

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