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【恋愛】吉縁起村(真庭市) (よしえんぎむら)

観光スポット
  • 数本の木の葉が重なり、ハート形をつくる「不倒の樹♡」はSNS映えすると人気。縁起のよい地名「相愛」を通る道路わきにある

    数本の木の葉が重なり、ハート形をつくる「不倒の樹♡」はSNS映えすると人気。縁起のよい地名「相愛」を通る道路わきにある

    • 県道370号沿いにある吉縁起村の立寄処。毎週日曜日に売店が開き、地元の産品などを販売する

    • 吉縁起村のスポットを紹介する案内板。立寄処の横に設けている

  • めでたい地名、ハート形の樹 カップルにおすすめ「愛と巡礼の地」

     真庭市の東南部で、岡山県のほぼ中央部に位置する吉地区は、江戸中期の古文書に「吉村」として登場する。山々と田畑の緑が豊かなこの地域は、大字(おおあざ)の「吉」はもちろん、集落単位の小字(こあざ)の名前にも相愛(そうあい)、よいことをたたえる意味の真賀(まが)があり、隣接する美咲町江与味地区の小字には寿老(すろう)の名も。縁起のいい地名が集まる。
     幸せな気持ちにしてくれるスポットにも事欠かない。「不倒の樹♡」は、斜め45度に傾いても倒れない木の葉っぱが周囲の木と重なり、縦横数メートルもあるハート形をつくる。「吉八幡神社」の境内には、もう一本の「不倒の樹」。斜めになってもたくましく生きる姿が、くじけない心をもらえると人気に。他にも県重要無形民俗文化財の吉念仏踊りの舞台として知られ、「福」の字の入った「法福寺」、縁結びの神様をまつる「出雲大社鶴山支教会」などめじろ押しだ。
     2018年12月、過疎化に危機感を抱いた住民有志が「愛のパワースポットとして売り出そう」と「吉縁起村」と名付け、PR活動を始めた。2020年3月、県道370号沿いの空き商店を改装し、「立寄処(たちよりどころ)」を設置。原則、毎週日曜日に、真庭産のヒノキを使ったお札、特産品化を目指して作った干しイモ、地元産の野菜、手作りのおこわ、巻きずしなどを販売する。立寄処のシャッターには美作大の学生らが七福神や相合傘を描いた。買い物する人、イラストを背景に写真を撮る人らが徐々に増えてきたという。
     法福寺、不倒の樹♡など9カ所を巡るウオーキングコース(約4キロ)もある。若いカップルも熟年夫婦も、自然あふれるこの地で、幸せを探して“巡礼”してみては―。

    お店・施設情報

    住所 真庭市吉3614-2
    WEB ⇒ホームページを見る
    料金 無料
    営業時間 毎週日曜日(原則)
    アクセス 岡山市中心部から約1時間。県道岡山ー賀陽線(吉備新線)から国道429号を北上し、県道370号へ。
    駐車場 数台


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