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人形劇23日上演、新境地開く 美咲芸術世界出演 瀬戸内の劇団員

本番に向けて通し稽古に励む大西さん(右奥)と選抜メンバー
本番に向けて通し稽古に励む大西さん(右奥)と選抜メンバー
 作州城東屋敷(津山市中之町)で23日に催される「美咲芸術世界2019」のオープニングイベントに、瀬戸内市の糸操り人形劇団の選抜メンバーが出演する。岡山県北部のアーティストらと共演し、絵画や演劇などを取り入れた新たな表現に挑む。メンバーは「客席と一体となった舞台で、新境地を切り開きたい」と意気込んでいる。

 披露する劇は、岡山県美咲町大垪和地域に伝わる昔話「アマンジャク(あまのじゃく)の星とり」から着想を得て、役者の大西千夏さん(岡山市)が書き下ろした物語。アマンジャクがカッパやてんぐと「大切なもの」を探して旅するストーリーで、瀬戸内市のアマチュア劇団「つきみ草」「びっくりばこ」に所属する8人らが演じる。

 人形劇は通常、操り手を隠す幕や専用の照明がある空間で演じるが、今回は画家の楽画鬼さん(美咲町)の作品を客席に並べて舞台空間とする。操り手が姿を見せる「出遣い」の手法で、大西さんのせりふや歌に合わせ、演じる場所を変えていく。仮面作家の岩本雄基さん(新庄村)らのパフォーマンスも織り交ぜた構成で、ライブ感が見どころという。

 2劇団が、大西さんの指導を受けている縁で、出演のオファーがあった。選抜メンバーは9月に入り、邑久コミュニティセンター(瀬戸内市邑久町尾張)で通し稽古を始め、調整を重ねてきた。

 大西さんは「芸術祭のテーマ『古今東西』に合わせ、時間や空間の広がりを表現する演出にこだわった。県北の物語を県南の文化で表現する“融合”の面白さも感じてほしい」と話している。

(2019年09月21日 16時24分 更新)

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